こんにちは、Chiyです。
【オーストラリアのワーホリ】と聞いて、どんな仕事をイメージしますか?
私が渡航前にイメージしていたのは「ファームジョブ」でした。
今回はタイトルにもあるように、そのオーストラリアでファームジョブをしたければ嘘を付け!正直者は馬鹿を見る!?がどういう意味なのかお話しします。
記事の内容
ファームジョブってなに?
ファームジョブはファームのジョブで直訳すると農場での仕事、いわゆる農業です。
一言で農業とはいってもオーストラリアにも色々なものがあります。
米作り、野菜作り、果物、乳牛の飼育、鶏卵、、
オーストラリアは広大な農耕敷地があり、日本で見たことがないような大きな大きな畑が地の果てまで続いています。
メルボルンやシドニーなどの都市部ではファームジョブではなくシティジョブが主ですが、田舎や山間部になるとファームジョブがほとんどです。
ワーホリでファームジョブをする理由
オーストラリアでワーホリをする人が、必ずとは言わずとも一度は経験するであろう"ファームジョブ"
日本では若者の農業離れが叫ばれているのに、オーストラリアへワーホリに行った日本人が、なぜそこまでファームジョブにこだわるのか?
それは、セカンドビザがもらえるから
ワーキングホリデーの協定を結んでいる国によって、滞在できる期間が異なります。
カナダの場合は最長1年、イギリスの場合は2年、概ね1年のところが多いなかで、オーストラリアの場合が特殊なんですね。
オーストラリアのワーホリでは最低88日間農業に従事すれば、2年目のビザが自動的におりる(申請の必要あり)仕組みになっています。
1年以上オーストラリアでワーホリをしたいと考えている人は、ファームジョブに早めに就いておくことをおすすめします。
QLD(ケアンズ付近)でファームジョブするつもりだった
私がオーストラリアのワーホリで最初に降り立った場所は、メルボルンでした。
厳密に言えばアデレードなんですが、話すと長くなるので今回は割愛します(笑)
ですが、冬が近づいたメルボルンは寒くて寒くて…南国出身の私には耐えられる寒さではなく、滞在1ヵ月しないうちに、ケアンズへ引っ越すことを決めました。
冬のケアンズはカラッとしていて、ダウンも要らず寒すぎることもない。
パーカー1枚あれば十分快適に過ごすことができました。
さらに、オーストラリア東側にはファームジョブで有名な場所が多く、クインズランド(QLD)でファームジョブをするつもりでいたのも、ケアンズに引っ越した理由にありました。
バナナに関する仕事や、その他の果物や野菜、香水の原料になる葉っぱ摘みの仕事など、ファームジョブは沢山あります。
ですが、とりあえずはファーム現地まで移動する費用やファームを見つけるまでの生活費が必要だったので、一旦はケアンズに留まり資金調達をすることに決めました。
想定外のマッサージ店で働く
いつも仕事を決めずに私は引っ越しをするので、ケアンズに行ってしばらくは仕事探しをするつもりでいました。
ですが、ケアンズに着いた当日に食料品などを買いにスーパーへ行くと、かの有名なcolesで知り合いに遭遇。
ひょんなことからマッサージの仕事を紹介してもらうことになりました。
マッサージするのも、されるのも、、はい、未経験者ですよ。笑
しかも翌日から行く、ということだったので同行して、ダメもとでレジメを渡してみたら、なんと働けることになったんです。
これはこれは、予想外すぎて…
人生初のマッサージの仕事
慣れないマッサージの仕事に毎日毎日悪戦苦闘していました。
そこのマッサージ店のシステムは、毎日最低60AUDは保障されていました。
60ドルを超えるようなら、そちらが優先されます。
もらったチップは一応報告はしますが、全額自分の給料になっていた気がします。
怪しいマッサージではなく、中国式マッサージで、スタッフは中国人と日本人(韓国人がいたかは不明)
1週間くらい経ったころには、親指の付け根あたりが痛くて痛くて…
稼げない上に、拘束時間も長いマッサージの仕事をこのまま続けていくのは難しいと感じていました。
不在だったマネージャーが戻ってきた
そんな気持ちを秘めながら、毎日仕事に行っていた私ですが、その時は突然やってきました。
私が働き始めた頃は、オーナーがお店に毎日来て仕切って、私たちの指導や管理をしていたんですね。
でも、本来ならマネージャーが仕切っていたようです。
偶然にも私が行った時にはマネージャーが休暇をとっていて不在。
マッサージ店に勤務し始めて10日程が経つ頃に、そのマネージャーは戻ってきました。
そのマネージャーは日本人だったので、ちょっとした雑談を仕事の合間ですることがあり、一人ひとり"面談"とまではいかなくても、ちょこちょこ話をしていました。
マネージャーは至って普通の人で、どうしてケアンズに来たの?とか、ここに来る前はどこにいたの?とか、日本の出身はどこ?とか
本当に他愛もない話をできるような気さくな人でした。
働き始めて10日頃に事件は起きた
そう、その時は突然やってきました。
働き始めて10日ほど経った頃、いつものように給与(日当)をもらって帰ろうとしたときに、マネージャーが声を掛けてきました。
『Chiyはさ、ファーム行きたいんだよね?
うちはファームジョブをしたい人は雇ってないんだよね。今までありがとうね。』
私『え?明日から来なくていいってことですか?』
『うん、今日までで。』
すんごいクビの切り方(笑)
正直何も言う気になりませんでした(笑)
マッサージの仕事は夕方からだったので、日中は他の仕事を探そうと思っていました。
そんなことを勤務開始後から思いながらも仕事に行っていた私は、毎日「何の仕事をしよう…」「いっそのこと、もうファームに移った方が早いかもな」なんて考えているところで、突然クビを切られました。
その一件で学んだこと
正直者の私は…バカを見ました。
私は嘘を付けない性分なので、ついつい誰に対しても本音で話をしてしまうんですよね。
マネージャーと何気なく話していた中で、ゆくゆくはファームで働きたいと話したばかりでした。
そう、そうやってクビを切る人間を探していたんです、彼らは。
でも、私はこの一件で学びました。
大人は汚い。嘘も方便。嘘をついてもお咎めなし。みんな、そんなん。
自分が心の奥底で考えていることは、本当に信じられる人にしか言わない。
誰が裏切るか分かりませんし、みんな自分のことが一番なので他人のことを考える必要はありません。
海外で仕事を探すときには、本音は言わずに、こつこつ陰で事を進めていくことをおすすめします。
まとめ
オーストラリアでファームジョブをしたければ嘘を付け!正直者は馬鹿を見る!?
このタイトルの真意、分かっていただけましたか?
ワーホリで仕事を探すときは、本音は簡単に言わず、内偵を進めるようにしましょう。
大事なことは、本当に信用できる人に"しか"話さないのが、事を成し遂げるための…鉄則です(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。