オーストラリアでワーホリと言えば❝農業❞=『ファームジョブ』ですが、
一言にファームジョブと言っても、歩合制と時給制の2つがあるのをご存知ですか?
私は2016年から2017年にかけてオーストラリアに滞在していましたが、約半年間のファームジョブを経験しました。
経験しましたが…大変でした(笑) 最低88日というのは簡単な道のりではありません、、
目次
オーストラリアのワーホリといえばファーム
オーストラリアのワーキングホリデーといえば、❝ファームジョブ❞
ファームといっても、牛のファームもあれば羊のファームがあったり、イチゴのファームがあったり色んな種類のファームがあります。
種類が豊富なファームジョブですが、給与のもらいかたも1つではありません。
〇歩合制
⇒出来高払い。働いて結果を出せば出すほど稼げる
〇時給制
⇒1時間あたりの給与があらかじめ決められている
歩合制のファームジョブ
向いている人
細かいことを気にせず淡々と仕事をこなせる人
1つの単純作業をコツコツできる人
一攫千金のようにガッツリ稼ぎたい人
私の性格では歩合制のファームジョブは…できません(笑)
小さなことも気になりますし、淡々と黙々と仕事をこなすことができません。
例えば、果物を摘むファームジョブであれば、神経質なので「これは摘めるかな?いや、これは早すぎるかな?」などあれこれ気になって、
実を摘んだ後も摘み終わった実のことが気になるので、歩合制のファームジョブでは仕事になりません。
歩合制のファームジョブは自分と時間との戦いで、休む時間が長くなればなるほど給与は減りますし、頑張れば頑張るほど給与は上がります。
時給制のファームジョブ
向いている人
量より質を重視した仕事をしたい人
コンスタントに安定して稼ぎたい人
私がオーストラリアでやったファームジョブは、すべて時給制の仕事でした。
時給制のしっかりとファームでも小さいことが気になるのは変わりませんが、しっかりと仕事に向き合えるので
A型気質の人には時給制のファームジョブのほうがおすすめ。
日本での仕事でも「量より質」という考え方に寄っている人は、時給制のファームジョブを選ぶとオーストラリアでも働きやすいです。
ファームによっては15分単位、30分単位で残業代も出るので、心配はいりません。
基本的にオーストラリアのファームジョブには残業がないです(笑)
オーストラリアで働いたファーム3つ
私はワーホリでオーストラリアに1年間滞在し、ファームジョブと呼ばれるものをを3つやりました。
それらはすべて違う種類のファームジョブで、すべて時給制でした。
野菜のピッキング・パッキング
トータルで2-3か月働いたファームジョブで、ここのファームにはフランス人や台湾人、アイルランド人など色んな国からワーホリしに来た人たちが働いていました。
土に埋まっているセロリをカッティングしたり、ねぎを掘ったり、いろいろ野菜をピッキング(摘み)しました。
摘んだ野菜をパッキング(袋に詰める)作業もやっていたので、午前中はピッキング、午後はパッキングという日もありました。
男女が半々くらいだったので、基本的には男性陣がピッキングで、女性陣がパッキングをしているファームでした。
この野菜のファームジョブでは、仕事はもちろんやりがいはありましたし、ワーホリをしている他の国の友達もたくさんでき、
オーストラリアのワーホリ生活の中で1番心と記憶に残っている、とても充実した貴重な時間でした。
ブルーベリー摘み
ファームジョブには果物を摘む仕事は結構多く、ストロベリーやラズベリー、ブルーベリーやネーブルなど
フルーツピッキングジョブは沢山あります。
そして、ここだけの話『ブルーベリーのピッキングは1番ラク』なんだそうです(笑)
ストロベリー摘みの仕事をしていた私の友人は「腰が痛い、膝も痛い、、」と言っていました。
しかも、これを言っていたのは1人ではありませんから、フルーツピッキングのファームジョブをしたいならブルーベリーがおすすめです。
もう1つブルーベリーがおすすめな理由は、実がなっている木にトゲなどがないので、作業中にケガをしたり傷を負うことがほとんどありません。
オレンジなどのピッキングは、オレンジの木にトゲがあって「服もボロボロ、腕も傷だらけになった」と話していたルームメイトもいたので
オーストラリアのワーホリでフルーツを摘むファームジョブをするなら、ブルーベリーがベストです。
小さな苗植え
数年後、数十年後の収穫?というより木花の成長を見越して、ベビープラントを植えていきます。
このファームジョブは『Nursery Hand』といい、ワーホリしていた日本人でこの仕事をやっていた人にほとんど出会ったことがありません。
あまり聞きなれないNursery hand、イメージが湧きづらいと思いますが、簡単に説明すると卵のパックのようなものに、小さな苗を植えていく仕事です。
植える植物はオーストラリア特有の植物で、植えた木花が大きくなった姿は数年後~数十年後にしか見ることができないのが唯一残念な点。
もちろんこの仕事も時給制の仕事だったのですが、黙々と苗をひたすら植えていく仕事だったので、植える苗が数日間同じだったり、1日中同じ苗を植え続けなければならないときは、、とても苦痛でした(笑)
1週間で時給制ファームジョブを辞めた理由
オーストラリアのワーホリ中に、上記3つのファームジョブをしていた私ですが、
このなかに1週間しかやらなかったファームジョブがあります。
ここでクイズです!さぁ、それはどれでしょうか!?
・・・・・・
ピピーッ!タイムアップです(笑)
正解は、ブルーベリーピッキングのファームジョブ。月曜から仕事を始めて、金曜日で仕事をやめました。
毎日/毎週ノルマがあった
時給制のファームジョブだったのですが、毎日・毎週とノルマがありました。
白いかごにブルーベリーをコツコツ黙々と摘んでいくのですが、摘んでも摘んでも簡単には一杯にはなりません。
仕事を始めたばかりで慣れていないので当たり前なのですが、オーストラリアで、、いや生まれて初めてやったファームジョブがブルーベリーのピッキングだったので
日々のノルマや、喋る時間の無さがとてもても苦痛でした。
「ファームジョブってこんなに大変なの?これが毎日、何か月も続くの?」と思ったら時間の無駄だと思い、
たったの1週間で、しかもせっかくゲットしたファームジョブでしたが、辞める決意をしました。
時給制は稼げても自由には休めない
時給制のファームでサボったり休んでいたりすると注意を受けます。
注意を受けるのは、ファーム経営者やスーパーバイザーは私たち(ワーホリ)のことを、金やただのコマとしか思っていません。
オーストラリアで❝ワーホリの人間は使い捨て❞と言われていて、❝来るもの拒まず、去る者追わず❞です。
ただし皆が皆こういう考えではありませんし、最近のオーストラリアでは農業に従事してくれる人の確保ができずに困る農家が出てきています。
すでに上述していますが、歩合制は自分が働けば給料は増えますし、休めば給料は減ります。
確かに時給制のファームジョブは安定して稼げますが、ファーマー皆平等に給与が割り当てられているので、
仕事中にサボることや休むことは自由にできません。
オーストラリアなのに台湾人ばっかり
1週間でブルーベリーのファームを辞める決意をした理由には、もう1つ大きな理由があります。
それは、同僚がほとんど台湾人や香港人だったから、です。
せっかく英語の勉強も兼ねて、英語を話す環境に身を置くためにオーストラリアへワーホリしに来ているのに
仕事中に耳に入ってくる言葉はマンダリン(台湾語)ばっかり。
もちろん適宜、英語での指示は出してもらえるのですが、英語の前に台湾語で指示を出すのが、どうしても私には許せませんでした。
ファーマーのほとんどが台湾人なので仕方ないとは思いましたが、「ここにいる意味は私にはない」と感じたので
シェアメイトにせっかく紹介してもらった時給制のファームジョブでしたが、1週間で辞めることにしました。
家からファームまで遠かった
私は、ファームジョブはすべてWA(西オーストラリア)でやっていたのですが、
シェアハウスからファームまでが遠い遠い!!笑
ファームに併設してあるプレハブ?的なシェアスペースに住み込むことができるファームもあるのですが、
ブルーベリーのファームは当時人がいっぱいで、私は入居することができませんでした。
自分の車でファームまで毎朝通うのですが、120-130㎞/hで片道40分もかかるんですよ。
どんだけ遠いんだよ!って思ったらファームと家の往復時間がもったいなく感じました。
「もっと近いファームだったら、もっと遅くまで寝られるのになぁ~」って(笑)
【オーストラリア】時給制のファームジョブを1週間で辞めた理由 まとめ
オーストラリアのファームジョブは、歩合制と時給制のどちらもあって、印象としては歩合制のファームのほうが多い感じがします。
ですが、時給制も割と多いので、自分に合った仕事の内容とファームと仕事仲間と環境と・・・
色んなことを総合して考えて、自分にとって後悔しない最良の選択をしてもらいたいと願っています。
海外で、オーストラリアで過ごせる貴重な時間ですので、大切にして目一杯楽しんでくださいね♪