こんにちは、ちぃ(@chiy_ch)です。
今日は日常でよく耳にする英語(英会話)に関する疑問についてお話しします。
Would you like something to~?は疑問文なのにanythingを使わない理由
学校で教えてもらっていない内容なので、おそらくこれを疑問に思っている人が私以外にもいた(いる)と思います。
この記事を読んでスッキリしてもらえたら嬉しいです。
記事の内容
英語の肯定文と否定文と疑問文
肯定文と否定文はそんなに差はありません。
notが入っているかいないか、それだけです。(それだけではないですが…笑)
他には、英語の肯定文と否定文では、同じ意味でも使う語句を使ったりします。
そして否定文と疑問文は全く別物のようで、似ている部分があります。
英会話でも、肯定文なのに語尾を上げるだけで疑問文に変化しますが、これは日本語でも同様ですね。
someとany
有名なのがsomeとany
意味はどちらも『いくつか、いくらかの、多少の、少数、少しの』
日本語でも「はかる」という言葉は「図る、量る、測る、計る、諮る、謀る」
漢字で書くとこれだけあり、それぞれの意味に応じて使い分ける必要があります。
では、英語のsomeとanyのはどうやって使い分けているのか?
学校で習ったsomeとanyの使い分け方
本当に単純明快でした。
someは肯定文
anyは否定文、疑問文
そう生徒に教えながらも、英語の授業で習ったある一文はそれに矛盾するもの。
学校で習った英語での「お飲物はいかがですか?」
Would you like something to drink?
直訳すると「何飲むためのものはいりますか?」
Would you ~?で、単なるDo you~?より丁寧な表現になります。
でも思い出してください。
疑問文ではanyを使う、と習いましたよね?
Would you like something to drink? は疑問文じゃないんですか?
どっからどうみても疑問文ですよね。笑
英語を深く学んでいくうちに持った疑問
Would you like something to drink?
これ、疑問文なのに使っているのはsomethingなんですよね。
不思議だと思いませんか?
上で解説した原則に反する、この一文。
学校で習ってからオーストラリアやフィリピンでの会話の中で使っている時には、何も疑問に思っていませんでした。
でも、カナダでふとこの矛盾に気づきました。
どうして疑問文なのにany(anything)ではなくsome(something)を使うのか。
ネイティブの人たちはanythingを使うのか?
答えはノーです。ネイティブの人たちも同じ使い方(something)をします。
日本人でも難しい日本語を話そうとすると多少間違うことはあっても、「お飲物はいかがですか?」程度のことを言うだけで、日本語を間違うことはほぼないですよね。
英語を母国語として話すネイティブの人たちでもそれは同じです。
間違えようがない「Would you like something to drink?」で、ネイティブでもsomethingを使うのはなぜなのか。
学校で教わった、あの肯定文=some、否定・疑問文=any は嘘だったのか。
このループにはまってからは、もう大変でした。頭の中に常にこのことがありました(笑)
Would you like anything to drink?と言わない理由
なぜだか、検討がつきますか?
明らかに疑問文なのにanythingを使わない理由が、、あったんです。
それは、質問した相手が「Yes」という肯定的な返答を期待している時には、疑問文であってもsome(something)を使います。
なので、Would you like something to drink?は疑問文ですが、質問された相手が「Yes」の返事をするだろうと見込んで質問をしていることになります。
ただ「No」と言ってほしいからanythingを使うか、といったらそうではありませんので気を付けてください。
肯定的な返答をすることを予測して質問をする場合は、anyではなくsomeを使っているようです。
私もネイティブではないので英語のことが全て分かるという訳ではありませんが、他にも同じような疑問文があります。
Do you want some?
このフレーズをどういう状況で使うのか、簡単に説明します。
たとえば、友人とファストフード店に行って一緒にランチを食べるとき。
それぞれが自分の食べたいものを注文し、商品を受け取って食べ始め、頼んだメニューがめちゃくちゃ美味しいバーガーだったとした場合
「ねぇ、めっちゃこれ美味しい!ちょっと食べてみる?」と味見をすすめる。
(この二人は「一口ちょうだい」ができるような親しい関係性だと想像してくださいね。笑)
女性に多い「一口ちょうだい」私はあまり好きではありませんが、女性グループを見ているとよく見かける光景です。
そう、この「ちょっと食べる?」こそが、Do you want some?です。
仮に日本語の場合も想像してみてください。相手が「いや、いいや」と断ることを想定して味見をすすめていますか?
相手にもぜひ、この美味しいバーガーの味を味わってもらいたい!美味しさを共有したい!という思いがなければ、味見をすすめることはありません。
これこそが、疑問文でありながらsomeを使う理由です。
学校では教えてくれない英語の深い部分
日本の学校では英語教育が小学生から始まりました。
ですが、それらはすべて実用英語ではなく"試験のためだけ"の英語であり、日常で役に立つ"生きた英語"ではありません。
少なくとも私が学生のころはそうでした。
基礎基本の部分は中学高校で習ったものが大半ですが、語彙や文法をどんなに知っていても英語をペラペラ話せるはイコールにはなりません。
英語の勉強を進めていくと、学校では教えてくれなかった言い回しやフレーズなどに山ほど出会います。
なにより、学校ではこの矛盾については教えてくれません。(生徒が混乱するから、というのはごもっともですが…)
この矛盾を理解できた時には本当にスッキリして、もっと英語が好きになり、もっと英語を勉強して深めたいと思ったことを今でも覚えています。
まとめ
今回は学校では教えてくれない、Would you like something to~?は疑問文なのにanythingを使わない理由
についてお話しましたが、理解できましたか?
初めてこういう記事を書かせてもらったので、もし『役に立った!』『よく分かった!』という方は、シェアしてもらえると嬉しいです♡
最後までお読みいただきありがとうございました。