こんにちは、ちぃです。
南半球に位置するオーストラリアは、12月ともなれば本格的な夏をそろそろ迎える頃。
肌を露出した服を着る機会も増えてくると思いますが、
海外&夏 だからといって、調子に乗っているとサンドフライに噛まれて死ぬような思いをします…
そうならないためにサンドフライに刺される前にできる対処法と刺されたときの対処法を、実際にサンドフライに刺された経験者が紹介します(笑)
目次
サンドフライとは
サンドフライ(Sandfly)はブラックフライ(Blackfly)とも呼ばれているそうで、見た目にも黒い物体。
日本ではブユ(蚋)・ブヤとも呼ばれているようですが、日本で刺されたことは私はありません。
サイズはゴマ粒ほどの小型のハエなのですが、やっかいなことにサンドフライは吸血性のハエ。
1度刺されたら、そのかゆみは日本の蚊よりも強烈で、夜は寝られません。
生息地域
なんとオーストラリアだけだと思っていたら、タイやベトナム、パプアニューギニアの東に位置するソロモン諸島にも生息していました。
私がサンドフライに刺されたのはケアンズ滞在中で、メルボルンに滞在してるとき海にも何度か行きましたが、サンドフライには刺されませんでした。
温かい地域かつ広範囲に生息していることが考えられますので、ケアンズ以外の地域へご旅行される場合にも、十分ご注意ください。
生息場所
海岸などの水辺によくいます。
私はケアンズの「ボタニックガーデン」というちょっとした森林公園的な所を散策してるときにサンドフライに刺されたのですが、
サンドフライに襲撃されたのが、ボタニックガーデンのどの辺りなのかが未だに分かりません。
とにかく池や海岸など、水のある近くはサンドフライがいると思ったほうが正解です。
刺されて痒くなるのは半日以上経ってから
私がサンドフライに刺されてかゆみを感じたのは、翌日になってからでした。
刺された当日は歩き疲れて気づかないくらいぐっすり寝ていたのかもしれませんが、疲れが取れた翌日からは…眠れませんでした。
昼過ぎから夕方にかけてケアンズのボタニックガーデンへ散歩に行き、帰宅して夜が明けて、その日中から夕方にかけて痒くなり始めました。
刺されてすぐに痒くなる日本の蚊とは違って時間差が若干あるのが、サンドフライの特徴です。
サンドフライに刺されないための対処法
海岸や水辺に生息するサンドフライは正直避けようがないのですが、
それでも刺されないようにできるだけ気を付けることはできますし、少しでも刺されないようにする努力が大切です。
肌を露出しない
サンドフライは肌にとまって吸血します。
服の上から刺すこと・噛むことはできないので、肌を露出していなければ基本的にサンドフライに刺されることはありません。
そこら辺の道端やスーパーに行く程度ならショーパンやタンクトップなどでも構いませんが、
海・川・池など水のあるところや、木々が生い茂るボタニックガーデンのような場所で肌を露出して歩くのは控えたほうが身のためです。
虫よけスプレーを使う
❝サンドフライ除け❞というのは見たことがありませんが、単純な虫よけスプレーがすでにサンドフライも対象の害虫として含んでいます。
オーストラリアの病院でもらった虫よけスプレーは、匂いこそ独特で強烈でしたが割と効果を発揮してくれていました。
肌を露出した服を着たい場合や水着を着る場合は、肌が出ている部分に虫よけスプレーをしておくことをおすすめします。
水辺に近寄らない
サンドフライに刺されないようにするための1番の対処法は「水辺に近づかないこと」
これに尽きます。
でも、どう考えてもオーストラリアとかニュージーランドとかソロモン諸島とかサイパンとか、、
海に囲まれた場所で、水辺(海辺)に近づかないなんて無理!
だってきれいな海とか海岸とかが魅力なのに、、ねぇ!笑
とは言え、サンドフライに刺されない方法として1番効果があるのは『水辺に近寄らないこと』ですので、お忘れなく。
サンドフライに刺されたときの対処法
「水辺に近づかない、海辺に行かないのが、サンドフライに刺されない1番の方法」だと分かっていたのに
暑い夏は水着を着て海に行って遊びたいし、少しでも涼しくなりたいから袖とか裾とか捲り上げたくなるよね。うんうん(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)
その気持ちも分かりますが、そうしたらサンドフライに刺されちゃいますから…
まぁ刺されてしまったらしょうがないので、サンドフライに刺されたらどうすればいいのか。なにができるのか。
毒素をしぼり出して洗い流す
サンドフライが吸い付いたところには、かゆみをもたらす成分が残されていて、いわゆる日本の蚊と同じ。
刺されたところにかゆみ成分が残っていると痒いので、その成分(毒素)をしぼり出して洗い流してあげると良い。
元看護師ながら毒素をしぼり出して洗い流すことをすっかり忘れるくらい、強烈なかゆみに支配されてしまっていました…
ちなみに私は毒素出しをしなかったので、ずーーーっと痒かったです!笑
掻かない
まずは掻かないことです。掻いてしまうとそこに傷ができて、傷が治るとき余計にかゆみが増します。
サンドフライの特徴はとにかく痒いこと、そして掻いたら痛みも伴うこと。
日本で蚊に刺されて掻きすぎて傷になるなんてことはそんなにないと思いますが、サンドフライは別格の痒さです。
きっと刺されたら「掻かないなんて無理!!!」と発狂してしまうでしょうね…
冷やす
サンドフライに刺されたことがあるので、痒くて痒くてどうしようもない辛さがとてもよく分かります。
ですが掻く前に冷やす。
保冷剤や冷房・扇風機などの前に行って、サンドフライに刺された箇所を冷やしてください。
痒い時には冷やすのが一番効果的で、かゆみを軽減できます。
正直言って、サンドフライに刺されたら冷やすくらいの対応では間に合わないほどのかゆみに襲われますが、
掻くとサンドフライに刺された跡が残ってしまうので、『掻くより冷やす』を徹底してください。
早めに病院へ行く
何よりも最優先で病院に行ってください。
私も元看護師というのもあってか「たかが虫刺されくらいで病院になんて行けない」と思っていましたが
数日たっても1週間たってもサンドフライに刺された痒みは収まらず…
夜中にかゆみで目が覚めて睡眠不足が何日も続き、「このままではヤバい、痒さと睡眠不足で気が狂うぜ…」と思い病院へ行きました。
病院へ行くとすぐにアレルギーを抑えるヒスタミンの内服薬とかゆみを抑えるステロイド?か何かのクリーム外用薬が処方されました。
受診した当日はまだかゆみがありましたが、翌日から徐々に薬が効いてきたのかかゆみが減り、眠れるようにもなりました。
海外旅行保険に入っておいて良かったな~とつくづく実感した出来事でした。
サンドフライまとめ
オーストラリアのワーホリでケアンズに滞在していたときに、初めてサンドフライに刺されましたが
これまでの自分の人生で経験したことがないような強烈な痒みでした。
普段は露出の多い服は着ませんし、ショーパンをはくこともないのですが、あのボタニックガーデンへ散歩に行った日だけは
なぜかズボンを捲り上げ短パンみたいにしていました。
「あんなことをしていなければ…死ぬほど痒い思いをしなくてすんだのに…」という後悔は若干ありますが
今となってはしばらく残っていた傷跡も消えたので結果オーライです(笑)
日本と海外は気候も人間も虫も違いますので、サンドフライに限らず何か体に異常や違和感を感じたらすぐに病院へ行きましょう。
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