私はワーホリでオーストラリアとカナダにそれぞれ1年ずつ滞在していました。
ワーホリでは自分で住むところから働くところまで、すべてを自分で決めていかなければいけません。
いわば、サバイバル(笑)
今回はワーホリにおける仕事探しで使えるレジュメの作り方とレジュメを作るポイントについてご紹介します。
目次
ワーホリでレジュメが必要な場面
ワーホリでレジュメが必要な場面は、基本的に仕事の面接を受けるときです。
レジュメ(レジメ)というのは日本語で「履歴書」
履歴書を使うような場面は日本でもかなり限られていますが、海外でもレジュメを必要とされる機会はそう多くはありません。
レジュメの概要
レジュメには、書くべき内容が概ね決められています。
私が作っていたレジュメに書いていたことは全部で9つです。
レジュメに書くのは…
- 名前
- 連絡先
- 住所
- メールアドス
- 職歴
- 学歴
- スキル(長所)
- 資格
- ビザの期限 etc.
最低でもこれくらい書いておけば、面接にはまったく問題ありません。
面接で一番大切なのは履歴書の出来栄えよりも、採用担当者との「コミュニケーション・意思疎通」です。
レジュメがヘボくても、口頭での受け答え(英語)ができればオールOKなんてことも・・・
そのくらい、海外の人はレジュメをあまり?ほとんど?見ていません(笑)
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レジュメの作り方の基本
レジュメを大切に作るのはとても良いことですが、先ほども話したように海外の人はあまりレジュメを見ていません。
ですので、言いたいことだけ/伝えたいことだけを記載する無駄のないレジュメを作ることが重要になってきます。
1枚にまとめる
しつこいようですが、海外の人は受け取ったレジュメにあまり真剣に目を通しません(笑)
「自分はこういうスキルあるんやぞ~!」
「私はこんな大学出てるんやで~!」
など、いろいろと主張したいこともあるかと思いますが
レジュメを作る基本は【1枚にまとめること】
ただの1枚でさえ目を通すのが面倒くさいのか何なのか・・・・彼らはレジュメを見ないので、
2枚3枚と増やしたところで、面接の結果が良くなることは期待できません。
まずは、少なくとも1枚だけには目を通してもらえるように、気合と気持ちを込めて1枚のレジュメを仕上げましょう。
必要最低限のことしか書かない
海外の人はレジュメに目を通・・・もうそろそろしつこいですか?笑
すでにお分かりの通りです。
無駄なこと、余計なことは書かず、必要最低限のことを書くようにしましょう。
自分が「必要のない情報」だと思った箇所はバンバン省き、「面接で有利になる」「面接で役に立つ」情報だけを記載するようにしてください。
電話番号や住所が変わったら即書き換え
ワーホリをしているとシェアハウスを引っ越したり、地域を移動したりするので住所がたびたび変わります。
私がカナダに滞在していた時は、使っていた携帯電話の電波(支社)の関係で、電話番号も変えることになりました。
レジュメには住所や連絡先となる電話番号やメールアドレスを記載しますが、
個人情報が新しく更新されたら、レジュメに記載している内容も新しいものに書き換えてから面接を受けるようにしてください。
手書きで訂正よりもPC打ちで訂正したほうが見栄えは良いので、できればPCから書き換えるようにしましょう。
応募する職種に合わせた内容に変える
例を挙げてみます。
飲食店のスタッフ募集の面接を受けているのに、犬の散歩のアルバイトの経歴が何か関係しますか?
逆にベビーシッターをしていた経験が、Webエンジニア採用の面接で必要だと思いますか?
まったく関係ないわけではありませんが、できるだけ面接の中身(就業先)に関係のある内容をレジュメに記載するようにしましょう。
先ほどの例でいうと、
飲食関係の面接であれば、過去に飲食店関係で働いたアルバイトの経歴を記載
Webエンジニア採用の面接であれば、これまでのWebに関連する実績や使える技術などを記載
ただし、まったく関係なさそうな職種でも仕事に対する姿勢や取り組み、役職などは共通する部分も多いので
一概にジャンルが違うから記載NG、というわけではありません。
一般的にどこでも使える内容にする
一般的にどこでも使える内容にするということは「当たり障りのない内容にする」ということです。
いちいちレジュメを書き換えて印刷しに行くのも面倒ですし、ワーホリ中にいくつかの面接を受けることになると思うので
できれば書き換える回数が少なく、言い方は悪いですがどこでも使いまわせるレジュメにしておくと自分が楽になります。
ただ、使いまわしが利くようなレジュメにしておくと、相手(採用担当者)に響くものが減る可能性もあるので
そのあたりは面接時の会話やコミュニケーションでカバーしていくように努力が必要です。
レジュメを作るときに気を付けるポイント
私自身がレジュメを作るうえで気を付けていることがいくつかあるので、紹介します。
名前は1番上に大きく書く
レジュメを作るうえでは基本中の基本です。
日本での履歴書でも名前や住所などの個人情報が一番上に書かれていますよね。
レジュメの下のほうなんてほぼ目を通さない外国人のオーナーたちには、
とにかく自分の名前だけでも印象付けておくことが大切です。
ニックネームがあれば記載する
自分の名前を印象付けるときに重要なのが、「覚えやすい」「発音しやすい」「読み方が簡単」なニックネームにすることです。
「発音しにくい」「読みにくい」といった名前は、自分の経験上あまり効果的ではありません。
例えば『りゅうたろう』さんの場合は『Ryutarou』よりも❝Ryu❞とだけ記載するようなイメージです。
読みやすい!発音しやすい!覚えやすい!ニックネームをぜひどうぞ。
ビザの期限が少ないときは記載しない
実際に私がやっていた手法でもありますが、ビザの残りが3か月ほどで新しい仕事を探すのはわりと至難の業。
雇用主もできるだけ長く働いてくれる人を雇いたいので、残り数か月のビザでの仕事探しは大変になります。
ビザの期間が半年以上あるような場合はレジュメにビザの期限を記載しても良いですが
残り数か月しかないような場合にはビザの期限を書かないことをおススメします。
面接があればレジュメにビザの期間を書いていなくても当然聞かれます(笑)
面接の前にレジュメだけを渡してビザの期間をみて初めから切られるより、面接で実際に話して採用か不採用かを決めてもらいたくないですか?
私はそう思うので、カナダでビザの残り3か月で仕事を探すときには、面接時にビザの期限については口頭で伝えていました。
多少の嘘なら可
どうしようもないほど大きすぎる嘘や、明らかに嘘がバレバレなのはだめですが(笑)
海外でワーホリをする際には、日本でのアルバイトの経歴などは調べようがないので、多少話を作って?盛って話すことができます。
仕事の面接で有利になるような話を多少盛るといった感じです。
嘘を嘘で塗り固めるようなことをしていると後々自分の首を絞めることになりかねないので
あくまでも自己判断で、やりすぎないように気を付けてくださいね。
※ちなみに私は嘘をつくのが苦手なのでできませんでした。笑
どの国のワーホリでも必要なレジュメ作りは『見やすく、分かりやすく、1枚』が鉄則:まとめ
ワーホリや留学で生活費や休暇を過ごすお金を稼ぐために仕事をしいる日本人はたくさんいます。
カナダでもオーストラリアでもどこでも、まずはレジュメを作って自分で配り歩いて面接をしてもらうことが多々あります。
オンラインやクラシファイドに求人が載っていたりもしますが、それでもほとんどの場合においてレジュメは必要です。
何度も口酸っぱく言いますが、外国の人は受け取ったレジュメにしっかりと目を通すなんてことは少ないので
レジュメを作る場合には「見やすい・分かりやすい・1枚にまとめる」を心掛けて作りましょう。
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