夏になるとやってくる台風や豪雨や土砂災害に被害を被っている日本列島ですが
台風が来る(予想された進路に我が家がある)となったら、我が家では毎回やっている対策が9つあります。
これらの対策は、我が家では基本的に最低限のことなのですが、やり損ねている人もいるかもしれませんので
今年、来年とこれから来る台風や各自然災害に備えて万全の対策を心掛けていきましょう。(2020年6月11日追記)
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今スグやるべき台風対策8選
台風や豪雨などの災害にしておくべき対策9つ【被災する前にできること】
台風や豪雨などへの対策は、地震や火山の噴火などに比べると備える時間が十分にあります。
災害が起きる前、被災してしまう前にできること(対策や準備)を今のうちからやっておきましょう。
台風対策①菓子パンなど非常食の買い溜め
非常食には大きく分けて2種類あります。
1つは、何も手を加えなくてもすぐに食べることができるもの
非常食①
菓子パンや缶詰、ソーセージ、おにぎりなど
もう1つは、何か手間を加えたら食べることができるもの
非常食②
カップラーメンやレンチンご飯など
この2種類両タイプの非常食を準備しておいたほうがいいのには理由があります。
それは賞味期限・消費期限が全然違うからです。(以下、消費期限で統一)
手間のかからない非常食である缶詰やソーセージは例外ですが、基本的に手間のかからない非常食というのは消費期限が1週間以内に設定されているのものが多いです。
それに対して、手間のかかるカップラーメンやレンチンのご飯といったものは、消費期限が1~数年後に設定してあります。
緊急時や災害時は水やお湯・電気などが使えない可能性もあり、またその状況がどれくらいの期間続くのかは誰にも分かりません。
避難生活や断水・停電生活が長引いた時のことも想定して、手間のかからない非常食も手間のかかる非常食もどちらも準備しておくのがベストです。
台風対策②懐中電灯やろうそくなどの準備
懐中電灯やろうそく、ラジオや防災無線などは台風に限らずその他の災害でも役に立ちます。
停電してから懐中電灯を探すのでは遅いですし、ラジオを準備するのでも遅いです。
発電の機能が備わったものなら良いですが、そうでないものは乾電池が必要になってきます。
先日の台風12?13?号が通過した時に、私の家がある地区は6時間ほど停電になりました。
まったく想定していなかったので正直驚きましたし、まさかそんなに長引くとも思っていませんでした。
そのときはろうそくとLEDランタンで乗り切りました。真夏だったので扇風機なしで仕事へ行く準備をするのは本当につらかったです。
台風対策③ペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らしておく
この対策をしている家庭は少ないんじゃないかと思います。
ペットボトルに水を入れて凍らせておく理由は、停電になってしまった場合に冷蔵庫の中のものがダメになってしまいます。
少しでも冷凍や冷蔵食品の腐敗を遅らせるために、停電になった場合は大前提として冷蔵庫を開ける回数を最低限にする。
それに加えて、冷蔵室の冷えが弱くなっってきたと感じたら、その凍ったペットボトルを冷凍庫から出して冷蔵室へ移します。
そうすることでペットボトルの中身が溶けるまで、保冷剤として冷蔵室を冷やす役割を果たしてくれます。
そして溶けた水は飲むことができますから、万が一の断水にも備えることが可能です。
中の水を水道水にするのか、それともミネラルウォーターにするのかはお任せします♪
台風対策④お風呂の浴槽に水を溜める
お風呂の浴槽に水を張るタイミングは、台風が夜に通過する場合と昼に通過する場合で若干違います。
私の家では、夜に台風が通過する場合は家族全員が早めにお風呂に入り、その後で浴槽に水を溜めます。
また、2019年に発生した台風15号によって起きた千葉の大規模停電から、我が家は学びました。
お風呂にはきれいな水を溜めておくこと
それまでは残り湯に水を足して浴槽をいっぱいにしていたのですが、これではいざ断水になり飲み水に困ったときに「飲むには抵抗がある」
そう家族の意見が一致したため、それ以降は台風対策として浴槽に水を溜めるときはきれいな水を溜めることになりました。
本当に生きるか死ぬかというときにはお風呂の残り湯だろうが気にせずに飲むとは思いますが
できれば飲むならきれいな水を飲みたい私の家族、これまでやってきた台風対策が令和に入り1つ変更になりました。
※ちなみに浴槽に水を張ったままにしておくと、目を離した隙に小さな子どもが溺れてしまう可能性もあり得るので、小さいお子さんがいらっしゃる家庭でこの対策を取られる場合には十分にご注意ください。
台風対策⑤食事は生鮮食品から使って調理する
台風や大雨などの災害時には、停電してしまう可能性があります。
その停電も一時的なものであればいいですが、今年起きた千葉の大規模停電のように数週間と長引けば
冷蔵庫の中のものが腐ってしまいます。
そんな時に台風対策の1つとして覚えておくと役に立つのが、台風直撃の前日や当日は生鮮食品から使っていくように心がける。
「明日台風が直撃するみたい。じゃあ今夜のおかずはカレーを作ろうか」「インスタントラーメンで済ませようか」というのは絶対に無しです。
カレーを例に挙げましたが、豚肉や牛肉以外の材料を想像してください。そう簡単には腐らないですよね?
インスタントラーメンだって常温保存できますよね?
台風の被害を受ける前に、できるだけ冷蔵庫の中にある停電したら腐りそうなものから消費していくようにしましょう。
冷蔵庫にある腐りが早いもの
生肉、魚介類、乳製品、野菜、マヨネーズ、卵、豆腐など
停電してもしばらく持つもの
かまぼこ、梅干し、ソース類、だし類などの調味料
アイスは台風前に沢山買っておくのはやめておきましょう。溶けたら全部が無駄になってしまいますので
必要な分だけを買うことをおススメします。
台風対策⑥飲み物を確保しておく
お茶や水が1人当たり1日1.5~2L必要だと考えれば、家族の人数に応じて準備しておく飲み物の量は変わってきます。
「うちはお茶の葉や麦茶があるから大丈夫」と思っている方は、要注意です。
そのお茶はお湯がなくても飲めますか?水出しできる麦茶ですか?
そもそも飲める水がない時にお茶を!という発想にはなかなかならないとは思いますが
ポットが使えるかも分かりません。ガスが使えるかどうかも分かりません。
我が家では台風直撃の前に麦茶をやかんに作っておきます。
つくった麦茶は常温では数日と持たないので、できれば既製品のペットボトルに入った水やお茶をストックしておくのがおすすめです。
上述の「台風対策③ペットボトルに水を入れて凍らせておく」で使っていた水も飲むことができるのであれば一石二鳥なので
飲めない水を凍らせておくより飲める水を凍らせておいたほうが、災害時には役に立つといえます。
水は何本もまとめて購入すると重いので、ネットで買って玄関先まで運んでもらうのが個人的にはおすすめです^^
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台風対策⑦洗濯物は干しきっておく
2019年に千葉県で起きた大規模停電からも分かるように、停電してしまえば洗濯物だって回せません。
台風が来る前も、直撃中も、去った後でも下着や服は毎日着ていますし、適宜洗濯も必要です。
万が一にも洗濯ができないような状況が続いたと想像してみてください。
真夏に数週間も停電して毎日汗だくで、着る服や下着は電気が復旧するまで足りますか?
きっと服はあったとしても、下着を1か月分持っているという人はそう多くないはずです。
少しでも長く、気持ちの良い清潔な衣類を着用するためにも、台風対策として優先順位はそんなに高くはありませんが
溜まっている洗濯物があればすべて干しきっておくと万が一の時の備えになります。
また、洗濯機が空であれば水を溜めておくこともできるので、洗濯物を干しておいて悪いことはありません。
台風対策⑧携帯の充電は常に90%以上を維持
携帯電話は現代の私たちの生活から切っても切れないものなっていますよね。
台風の情報を発信しているのも、情報を得ているのもスマートフォンやパソコンからです。
停電により被災状況を把握できないという状況に陥っていた千葉の大規模停電では
情報を発信する側も情報を受信する側も停電していたために、復旧に遅れが生じたとも言われています。
私たちが台風が来る前にできることは、携帯の予備バッテリーを購入しておくことも必要ですが
まずは常時100%に近い充電率を保つこと これに尽きます。
台風は地震や火山噴火などと違って進路が予想され、大きさや強さなどが前々から分かっています。
台風直撃による停電前に携帯をフル充電できていなかったというのは、自分の不手際に他なりません。(もちろん仕事や用事があった場合には仕方がありません)
ですが台風前の携帯電話の充電に関する対策、これは努力で何とかなる可能性が大きいです。
コロナウイルスなど感染症対策グッズの準備
2020年1月から猛威をふるい続けている「新型コロナウイルス」
万が一、今年何かの自然災害に見舞われて避難所などに避難をする場合には
これまで以上の感染症対策が必要になります。
被災して大変な時かもしれませんが、避難所で避難先でコロナウイルスの集団感染が起きてしまうと
避難所としての機能を果たすどころか、災害時には非常に致命的です。
備えておきたい感染症対策グッズ
- マスク
- 手指のアルコール消毒
- ウェットティッシュ
- ティッシュ(乾燥)
- ゴム手袋 など
感染症対策として今以上に身の回りの準備、心の準備をしておくようにしましょう。
(2020年6月11日追記)
まとめ:台風や豪雨など自然災害の対策は今スグやるべき!命を守るためにできることを
- 菓子パンなど非常食の買い溜め
- 懐中電灯やろうそくなどの準備
- ペットボトルに水を入れ冷凍庫で凍らしておく
- お風呂の浴槽に水を溜める
- 食事は生鮮食品から使って調理
- 飲み物の確保
- 洗濯物は干しきっておく
- 携帯の充電は常に90%以上を維持
- コロナウイルスなど感染症対策グッズの準備
『備えあれば憂いなし』とは本当に言ったもので、早め早めに準備しておいて❝やり過ぎた❞ということは絶対にありません。
「やっておけばよかった…」と後悔する前に、台風大国の日本ですからできる対策には手を打っておくべきです。
命より大切なものなんて、この世にはないと私は思っています。
私の家でやっている台風対策があなたの家での台風対策に役立つことを祈っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。