「留学は決まったけどそれまでに勉強をどのくらいしたらいいのか分かりません。実際に留学をした人はどれだけ英語の勉強をして留学に備えたのか教えてください」
こういった疑問にお答えします。
本記事のテーマ
【留学前の勉強時間】ぶっちゃけ1か月もいらない【効率的な学習方法】
初めて留学するときって、すべてのことが初めてなので、楽しみでもあり若干の不安もありますよね。
私も実際にフィリピンに到着するまでは同じでした。
留学前の英語学習のポイント
- 毎日15分程度単語帳や文法書を開く
- 中学生レベルの参考書でOK
- 「今日はここを勉強する」「ここまで理解する」と目標を決める
- 英会話はやらなくてもいい
- とにかく留学当日まで毎日継続する
私の場合は退職してから留学までに1か月もありませんでした。(有休消化を合わせたら2か月くらいはありました)
その後フィリピン留学を5か月間して、オーストラリアとカナダのワーキングホリデーで各国1年ずつ滞在しています。
- 留学するのは決めたけど、留学前にどれだけ勉強したらいいのか分からない
- 実際に留学経験者が勉強した時間を知りたい
1.毎日15分程度単語帳や文法書を開く
「えっ!?たったの15分でいいんですか!?」
そんな声が聞こえてきそうですが、いいんです。毎日たったの15分だけで。
15分×7日間=105分
きっと足りないように思いますよね。足りなければもっと勉強しても構いません。
でも、この15分、105分は本気で英語を勉強してください。覚えようと必死に努力してください。
人間が本気で集中できる時間というのはとても短く、1-2時間なんていう長さではありません。数分から数十分程度と言われています。
一気に1週間分をまとめて105分勉強するのも悪いわけではありませんが
こつこつ毎日勉強することが覚えたことを長期記憶として脳に定着させるには最適な方法です。
参考書は好きなものでいい
勉強に使う道具や参考書は、自分の好きなものや使いやすいものを使ってください。
嫌いなものや苦手なものを毎日見て勉強するのはとてもしんどいです。「嫌いな上司の顔なんて毎日見たくない!」とは思いませんか?
それと同じです。
2.中学~高校レベルの参考書でOK
完全な英語初心者や海外初心者だと「英語の勉強を始めたいけど、何から手を付けたらいいの?」と聞かれることがあります。
単語を覚えるならシステム英単語を買うべし
このシステム英単語(シス単)に載っている単語を全部覚えたら、日常英会話をするのにほとんど困らなくなると思います。
シス単の英単語を全部覚えていなくても海外での日常生活に困ることは少なかったので、これをすべて覚えて留学までしたら、最強の英語脳が出来上がるはずです。
システム英単語がおすすめな理由
たしか私が高校生の時にシステム英単語(通称:シス単)を購入したのですが、シス単がおススメな理由は下の通りです。
- 簡単な英単語からちょっと難しい英単語までが入っていて(難しすぎないから丁度良く飽きない)
- 単語だけが羅列されているのではなく、例文と一緒に書いてある(イメージが湧きやすく覚えやすい)
- はがき程度の片手サイズで大きさも重さもデカすぎない(コンパクトでどこにでも持って行きやすい)
ざっと思いついたことですが、こんな感じです。
もちろん自分が学生時代に使っていた単語帳や参考書があるなら、そちらを使っても問題ありません。
繰り返しますが、自分が使いやすくてやる気を損なわないような好きな参考書で勉強してください。レベルは中学~高校程度でOKです。
【おまけ】アニメや動画で覚えたい人にはこちらもおススメ
➤ボカロで覚える 中学英単語 (MUSIC STUDY PROJECT)を購入ー楽天ブックス
私はアニメや漫画が特に好きというわけではないのでシス単で十分でしたが、継続した勉強をするためにはやる気を損なわない勉強道具をそろえるのも1つの手です。
こういうのもあるよーって参考程度のお話でした。
3.「今日はここまで勉強して理解する」と目標を決める
目標がないのに勉強をするモチベーションは続きません。どんな小さなものでもいいので必ず目標を立てて勉強することが大切です。
私がいつもやっている目標設定のやり方を書いておきますので、参考までにどうぞ。
①年間(R〇年まで)、月間(今月まで)、週間(日曜まで)、日々(今日中に…)という期間を決めた目標
②長期的なものや大きなものを達成する大目標を立て、その下に小目標を立てる
③目標を具体的に数値化
こんなに目標をしっかり明確に立てていても、私たちは人間なので目標を達成できないときもあります。
では、立てていた目標を達成できなかったらどうするか?
必ず目標達成レベルを振り返る時間を作ってください。
そして、達成できなかった目標についてはなぜできなかったのか、何が足りなかったのかを考察し、次こそは達成できるように努力します。
4.英会話はやらなくてもいい
『やらなくてもいい』とは言いましたが、『やったにこしたことはない』というのが正しいですね。
英語学習だけに限らず、なにかを学ぶ基本は
インプット
アウトプット
どちらか片方だけが多すぎてもダメですし、少なすぎてもダメで、バランスよくやっていったほうがいいです。
留学前に1か月以上あっても、日本語の温泉に浸かっているような環境で生活している以上、英語は喋れるようになりません。
『留学しなくても英語は話せるようになる』は語弊がある
たまに『留学しなくても英語は話せるようになります!』とかいうプロモーション広告を見かけますが、そんな人ごくごく稀(マレ)です。
話せるようになる人ももちろんいますが、普通の人ができないような努力や勉強をしているか、もしくはただの天才のどっちか。
日本にいても英語がペラペラ話せるようになっている人には、先にも述べた学習の基本であるインプットにプラスして必ずアウトプットの環境があります。
英語をアウトプットする環境はどうやって作るか?
日本にいながら学んだ英語をアウトプットする機会は、以下のようなものが考えられます。
- 英語を話せる友人や知り合いと話す(外国人含む)
- 職場で英語を使う
- 独り言や日記を英語で書く
- 英会話スクールに通ったり、オンライン英会話のレッスンを受ける etc.
アウトプットといっても、たったのこれだけです。これだけで本当に十分です。
ライティングやリーディング、スピーキングとアウトプットにもいろいろあるので、これらもバランスよくやっていくことが英語学習には大切です。
1人のときも使う言語を英語にする
日本にいながら学んだ英語をアウトプットする方法のなかでは、これが一番簡単でお金をかけずにできます。
やろうと思えば今すぐに始めることができるのが、1人でいるときも英語を使うというアウトプットの方法です。
ただし、アウトプットするためにはそれなりのインプット量も必要なので、そこは繰り返しになりますがしっかりとバランスを取りながら勉強をしていってください。
人と英語を話す機会を意図的に作る
友人や知り合いに英語を話せる相手がいる人は、この時間を意図的に設ける必要はありません。
でも、日本に住んでいて、それがなおさら主要都市や首都圏から離れていたなら、外国人なんて街で見かけることはほとんどないです。
たま~~~に見かけたときは、珍しすぎてバレないようにチラ見してます ←絶対バレてるww
「じゃあ、田舎にいたら英語のアウトプットはできないね…」と言われることもあるのですが、意外とそうでもないですね。
英語を話す機会を作るなら英会話教室orオンライン英会話
日本にいて生活をしていると、首都圏や観光地付近でなければ外国人に出会うことは、めったにありません。
そんな環境でもインプットした英語を話す機会を作れるのが英会話教室とオンライン英会話です。
どちらも『英語をアウトプットできる環境』としては同じですが、効率がいいのは断然オンライン英会話。
オンラインだから、いつでもどこにいてもパソコンやスマートフォンがあれば、レッスンを好きなときに受けることができます。
オンライン英会話を利用して英語を学ぶ方法
オンライン英会話なら187円/1レッスンの「レアジョブ英会話」がおススメです。
そして、オンライン英会話を利用した学習方法は次の感じでOK。
①レッスンを受けるときは書くものを用意しておく
②レッスン中に出てこなかった英単語や言いたかったのに言えなかったことを日本語でメモする
③講師からレッスン中に教わったことを書き残す
④ ②で分からなかった英単語や英文を書き出して声に出して練習する
⑤ノートやメモに残したことを振り返りながらその他のインプット学習をしていく
⑥次のレッスンで②~⑤で学んだものをアウトプット
これを繰り返しながら勉強していくことで、インプットとアウトプットのバランスがとれ、英語力がついていきます。理想のバランスは
アウトプットがインプットの2倍(アウトプットが30分ならインプットは15分)
せっかく学んだ英語だからこそ、毎日アウトプットしてあげないともったいない。使わなければどんどん忘れていきますからね。
学んだ英語をアウトプットする時間を作ってあげることで、首都圏以外に住んでいる人でも効率よく英語を学習することができます。
オンライン英会話は本登録の前に無料体験を受けるべし
無料体験レッスンをやっているところが多いのがオンライン英会話のいいところ。無料体験した後に本登録するか決めることができるので、下手に失敗する心配がありません。
無料で体験レッスンをしているオンライン英会話をいくつかピックアップしてみました。
それぞれ特徴があって、毎日レッスンするならレアジョブ英会話、家族とレッスンをシェアするならクラウティ、
いつでも予約なしでレッスンするならネイティブキャンプ、とにかく低コストで学習するならスタディサプリENGLISH(新日常英会話コース)といった感じです。
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【オンライン英会話】無料体験を使って1か月タダで英語を勉強する方法
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お気に入りのオンライン英会話を探す方法
オンライン英会話は、自分の学習レベルや学習方法にあったものを選ぶことが大切です。
①まずはオンライン英会話を探す
②気になった中で良さそうなオンライン英会話をいくつか選ぶ(全部でもOK)
②新規の無料体験レッスンを受けまくる
③感触の良かったオンライン英会話1つに絞ってレッスンを受講する
人間ですから講師にも合う合わないがあったり、個人の趣味嗜好によって使いやすいオンライン英会話のサイトやアプリが違ったりします。
英語を身につけるためには、毎日こつこつ反復学習をしていくことが基本ですからね。
苦痛がなく、自分が楽しんで勉強できるものに越したことはありません。
5.留学当日まで英語の勉強は毎日継続する
退職してから始めた英語の勉強を、「すぐ留学行くんだから、もう勉強しなくていいでしょ♪」といって
留学に行く直前で英語を勉強するのをやめてしまう人がときどきいます。
海外に留学したら英語の勉強をせざるを得ませんし、裏を返せば英語しか勉強することがない、英語の勉強しかやることがないんです。
特にフィリピン留学の場合は。
日本にいる間も毎日継続した勉強をして、ある程度の英語力を持って留学に行くだけでも、得られる結果はまったく違うものになります。
中高生のときに習った、数学の公式や化学の化学式など、覚えていますか?
使わなかったらどんどん忘れていく。英語もそれと同じです。
【留学前の勉強時間】ぶっちゃけ1か月もいらない【効率的な学習方法】:まとめ
繰り返しになりますが、英語学習にはインプットとアウトプットの両方が必要です。
だからといって、留学前に日本で半年や1年といった長い時間を使って英語を勉強するのはおススメできません。
毎日15分のインプットで単語を勉強し、学んだ英単語を1つでも多く使ってオンライン英会話のレッスンを受ける。
できなかったところを復習して、またインプット学習をする。
これが一番効率よく留学へ行く前に英語を勉強する方法です。
留学前の勉強時間は ぶっちゃけ1か月もあれば十分で、それ以上あっても集中力が続きません。
効率的に英語を身に付けたいなら留学前に1か月ほど毎日15~30分程度インプット、30分~1時間程度アウトプットすればOK。
理想としてはアウトプットの時間をインプットよりも長くとるのがおすすめです。
ムリなくコツコツ自分のペースで、が勉強を継続する秘訣ですよ☆
最後にオンライン英会話や英語学習に役立つサービスやアプリを再掲しておきますので、あなたに合うものがあればぜひ活用してくださいね!^^
自分の英語力に自信ない…留学はできる?
できます。むしろ英語力に自信がないなら、英語学習や留学など積極的にすることをおススメします。
自分の英語力に自信がある人は、留学する必要はないんです。
これからの時代、英語ができて損をすることなんて絶対ありませんから。
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フィリピン留学のリアル
カナダやオーストラリアへの留学がメジャーだったころに比べて、近年はフィリピン留学をする人が増えてきています。
その大きな理由が、
- 留学費用が安い
- 授業が少人数やマンツーマンで受けられる
- 学生寮に入れば英語の勉強だけに集中できる
フィリピン留学は本気で英語を伸ばしたい、本気で英語を身につけたい人には最適な環境です。
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